2012-09-28 Fri
みなさま、こんにちは!2月の数寄屋橋音楽会で華麗なダンスを披露してくれた気仙沼観光キャラクター「ホヤぼーや」が
ゆるきゃらグランプリ2012に参戦することになりました!ぜひ数寄屋橋音楽会ファンの皆様の清き一票をよろしくお願いいたします!
投票はこちら⇒「ゆるきゃらグランプリ2012」
![565_650_[1]](http://blog-imgs-56.fc2.com/s/u/k/sukiyabashi/201209281153522e9.jpg)
2月数寄屋橋音楽会の様子はこちら
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2012-09-17 Mon
続きを…。後半は、当日駆けつけてくださった菅原茂・気仙沼市長からご挨拶をいただき、和やかな雰囲気で始まりました。

後半のトップバッターは気仙沼市立津谷中学校の吹奏楽部のみなさん。曲目はB'z「ウルトラソウル」、エヴァンゲリオンテーマ曲「残酷な天使のテーゼ」。フルートの遠藤さん、若土さん、そしてこの後登場するサックス・鴫原葵くん(宮城教育大学3年生)も参加し、ノリノリ若さ炸裂の元気な演奏に会場からも手拍子が


演奏後の津谷中のみなさんの生き生きとした笑顔が印象的でした!大学を卒業したら教師なりたいという鴫原くん。サックスのソロでは上手に中学生をリード。会場からは2人に大きな拍手が送られました


続いて、鴫原葵くん(サックス)と吉田彩さん(ピアノ)。曲目はガルデルの「想いの届く日」、ドヴォルジャーク「月に寄せる歌」、ガーシュイン「By Strauss」。
柔らかなサックスの音色に寄り添うように流れるピアノ。お客様は、しばしうっとりと聞き惚れていました。

そして、気仙沼高校2年・小野寺正法くんの登場です。ピアノは小野寺くんの師匠・吉田智美先生。

素晴らしいテノールで「荒城の月」「カロミオベン」を歌った後、スピーチとともに、震災後、小野寺くんが故郷・気仙沼を想って作詞作曲した「この町を通れば」を披露。今回は自ら弾き語りで歌うことに。

会場にいた全ての人が、この曲とスピーチに込められた想いに共感し、復興に向けて生きる勇気と感動をもらいました。
最後は、司会の吉川先生が2台フルートとピアノのために編曲してくださった「赤とんぼ」「少年時代」を演奏。
東北の美しい田園風景を想いながら、そして東北の夏に沢山の笑顔が戻りますよう祈りを込めて。

演奏後はみんなで記念撮影。

気仙沼の復興はまだまだ始まったばかり。これから長い道のりです。
美しい海を愛し、頑張る皆さんをこれからもずっと応援します!
がんばっぺし!!気仙沼!
2012-09-16 Sun
みなさまこんにちは。ハタケヤマです。9月9日、「数寄屋橋音楽会in気仙沼」は本当に温かいコンサートとなりました。
会場となった「本吉はまなすホール」は、海岸からおよそ4km内陸にあります。周囲は山に囲まれ、まったく海は見えません。しかし、あの日、近くを流れる小さな川を伝って、津波はこのホールの目の前まで到達。
震災後、ホールは救援物資の集積所となり、駐車場には自衛隊の仮設風呂が設置されていました。それから1年半、今では震災前の落ち着きを取り戻し、毎週のように復興支援イベントが行われています。
「in気仙沼」は被災地へピアノをとどける会の皆さんと共同主催。これまで数寄屋橋音楽会に出演してくださった多くの演奏家と、気仙沼市立津谷中学の吹奏楽部や地元の音楽家の皆さんも参加。盛りだくさんの楽しいコンサートとなりました

開演前、ホール入口に並ぶ沢山のお客様。

ステージは元仙台フィル・コンサートミストレス渋谷由美子さん(ヴァイオリン)と「被災地へピアノをとどける会」実行委員長・庄司美知子さん(ピアノ)による「G線上のアリア」で始まりました。渋谷さんは、被災地のコンサートではいつも最初にこの曲を演奏し、震災で亡くなった多くの方に祈りをささげているとのこと。静かに、穏やかに、美しいヴァイオリンの音色がコンサート会場を包み込みます。「日本の歌メドレー」では、歌を口ずさむお客様も。

地元中学の先生、長澤育実さんと吉田智穂さんの息もぴったりなピアノの連弾


曲はモーツァルトの「アイネクライネ・ナハトムジーク」「魔笛」から。若さあふれるフレッシュな演奏に応援に駆け付けた生徒たちからも大きな拍手が!

司会は「被災地へピアノをとどける会」副委員長・作曲家の吉川和夫先生。
この日のトークショーは、ハヤケヤマがこれまでの銀座での音楽会の様子と、東京を中心に気仙沼のPR活動している気仙沼コンシェルジュを紹介。「被災地へピアノをとどける会」からは設立からの活動報告をさせていただきました。

前半最後は東京から参加してくださった遠藤尚子さん、若土祥子さんによる2台フルートの「カルメン」。

演奏の前には、前日に南三陸町や気仙沼市内を訪れた感想を語ってくださいました。震災前には沢山の人々の生活があったであろう、今は住宅の土台と雑草だけが生い茂る町を見た時の悲しみ。そして震災後も、海とともに強く生きる三陸の人たちへの尊敬とエールのメッセージ。。。
後半へとつづく。
2012-08-31 Fri
こんにちは!ハタケヤマです。いよいよ数奇屋橋音楽会は、気仙沼で復興のエールを送ることになりました!
これまで一緒に活動してきた「被災地へピアノをとどける会」との共同主催で行います。
東京銀座・東日本復興応援プラザで沢山の方から頂いたエールを気仙沼の皆様にお届けします!
演奏は、記念すべき第一回目に出演してくださったフルート遠藤尚子さん(第一回目の様子は共演されたピアニスト・ハンダ里加さんのブログをご覧ください⇒こちら)、元仙台フィルコンサートミストレス渋谷由美子氏、「被災地へピアノをとどける会」実行委員長・ピアニスト庄司美知子氏をはじめとする東京・仙台のプロの演奏家と、気仙沼市津谷中学校(←私も卒業生です

小野寺君は震災後に、気仙沼に捧げる歌「この町を通れば」を作詞作曲しました。
その歌を3月の数寄屋橋音楽会で初演してくれたのです。
歌の前に小野寺君から素晴らしいメッセージがありました。
メッセージの後「この町を通れば」を熱唱。会場は大きな感動の涙につつまれました。
気仙沼の皆様、9月9日は「本吉はまなすホール」へお出かけください!!
ご来場を心よりお待ちしております。
14:00開演(13:30開場)入場無料(整理券はございません)

2012-08-30 Thu
先日の銀座ファイナルコンサートの写真が届きましたので当日の模様と一緒にご紹介します。まずトップバッターは2月のコンサートに出演してくれた五味田由貴子さん(オーボエ)と、
中村圭子さん(ピアノ/数寄屋橋音楽会実行委員)。

お二人は「ユーモレスク」や「愛の喜び」の親しみやすい曲に加え、マルティーニ「愛の喜びは」フォーレ「子守唄」、シューマン「五つの民謡風小品」など、かくれた名曲を演奏。中村さんのユーモアあふれる曲目解説とともに、明るく響き渡るオーボエの音色とピアノで、東北へ爽やかな復興のエールの演奏となりました!
次は初参加の山中敦子さん(ソプラノ)と、榊原紀保子さん(ピアノ)。張りのある艶やかな山中さんの歌声に榊原さんの素晴らしい伴奏。日本の歌からオペラのアリアまで、とっても華やかなステージでした。

山中さんは岐阜県出身。2011.3.11はイタリア留学中でした。イタリアでTVから流れる津波の様子を呆然と見ながら毎日泣き暮らしていたのだそうです。そして帰国するやいなや、すぐに石巻に向かいボランティアとして瓦礫の撤去作業をされました。TVでは見ていたもの、実際その被害の凄まじさに本当にショックをうけたとのこと。そして先日、大垣市でチャリティーコンサートを行い、その収益金とご自身が使っていたピアノを「被災地へピアノをとどける会」を通じて岩手県の学校にピアノを届けてくださいました。来月9月にはその学校をピアノの榊原さんと一緒に訪問し、コンサートを行うそうです!

ピアノの榊原さんは、今年6月、震災のために1年越しとなっていた「こんにゃく座」に同行し、高田高校(津波で校舎が使えなくなったため大船渡東高校旧校舎を使用中)を訪問されました。高田高校には今全国から4台のグランドピアノが寄贈されているそうですが、皆様からいただいた大切なピアノが、もう2度と津波にさらわれないようにと、その4台はすべて4階においてあるとのこと。届けたピアノをとっても大切にしてくださっているのですね!
トークショーは気仙沼市・斉吉商店・斉藤和枝さんをお迎えして3.11の震災直後の様子や現在の気仙沼の様子をお話しいただきました。司会は鈴木美穂さん(目白台書房・代表取締役社長)


3.11直後、和枝さんとご主人(社長)が間一髪で津波から逃げたときのお話や、秘伝のタレを積んだトラックごと津波に流された従業員さんが民家にひっかかり、その3階に避難し、タレを積んだトラックが流されていく方向を冷静にみていて、数日後、トラックをその従業員さんが瓦礫の中から見つけ出した話。そしてそのタレを回収できた日はご主人の誕生日だったこと。。。会場のお客さまも皆さん目頭を押さえながら聞き入っていました。
和枝さんは気仙沼のおもてなしを考える会「つばき会」で活躍されています。
けっしてボランティアでなくてもいいのです!気仙沼に行って、美味しいお魚や、美しい自然を堪能していただくことが支援につながります!みなさん、ぜひ気仙沼に遊びに来てくださいね。
最後のプログラムは4月にも出演してくださったチェロの富永佐恵子さん。富永さんは3.11のときに仙台フィルとの練習で仙台市内のホールで被災されました。仙台フィルの団員のみなさんに助けられながら過ごした避難生活のこと、その後演奏家として被災地に何ができるのか悩み続けたこと。
そして「自分には弾くことしかできない。演奏で何かを伝え、聴いて下さる人たちと、想いを共有するために自分は弾き続けていきます」とメッセージ。
演奏してくださったのは、バッハ無伴奏チェロ組曲第3番。

復興に向けて新たな一歩を踏み出そうとしている東北の皆さんを力強く後押してくれるような、素晴らしい演奏でした。
最後に、これまで数寄屋橋音楽会を応援してくださった皆様へお礼の気持ちをこめてハタケヤマもピアノで参加し、全員で「赤とんぼ」「少年時代」を演奏。編曲は「被災地へピアノをとどける会」副委員長で作曲家・吉川和夫先生がこのメンバーのために素敵に編曲してくださいました。

銀座の数寄屋橋音楽会はこれをもって終了となります。
これまで皆様からいただいた復興へのエールは9月9日に気仙沼に届けてまいります!
これからも未来へ向けてがんばる東北を応援してくださいね。
本当にありがとうございました。
数寄屋橋音楽会・実行委員長 畠山裕恵